よくある質問と答え

よくある質問と答え

太陽光発電に関する疑問をすっきり解決。地元金沢での豊富な施工経験をもとに、この地域ならではの質問にもお答えします。

Q:雨やくもりの日が多い金沢でも、太陽光発電は有効なのですか?

A:石川県は全国の日照時間ランキングで40 位(2010 年)です。太陽光発電には日差しが欠かせませんから、気になるところですよね。Panasonic が出している全国各都市の年間予測発電量を見ると、金沢市は5,143kWh となっています。東京都は5,421kWh。実は意外にも差はないんです。もちろん同じ石川でも地理条件や設置する製品の種類によっても発電量は変わります。発電効率に優れたタイプを選ぶことはもちろん、設置の仕方までトータルに考えて、最適なプランニングをすることが大切です。

Q:冬の積雪が気になります。

A:屋根に設置する太陽電池モジュールは発電時にわずかな熱を発します。そのため少しの雪なら、雪を通して入ってくる太陽光で発電を行ってその時の熱で雪が溶けるため、特に心配はいりません。また雪がすべり落ちやすいよう、パネルを斜めに設置することもあります。ただし、屋根全体に雪が積もった場合はほとんど発電しません。こうした場合は雪の重さでモジュールが破損しないよう注意が必要です。多雪地域向けに、強度を高めたモジュールもあります。雪や日照時間が気になる冬ですが、デメリットばかりではありません。実は太陽光発電は暑さが苦手。気温が高いと発電効率が下がるので、単純に日中の1時間の発電量を比べると、寒い冬の方が夏よりも多いんですよ。

Q:金沢のまちなかの狭小住宅に住んでいます。屋根も小さいのですが、太陽光発電はできますか?

A:海に近い場所では、空気中の水分に塩分が通常よりも多く含まれており、金属などの腐食が進みやすくなります。こうした地域でも、塩害対応のモジュールを使い、パワーコンディショナーを屋内に設置するなどの対策で、太陽光発電システムの設置は可能です。最近では標準仕様で塩害地域に対応している製品も増えています。

Q:太陽光発電システムを設置するのに、いくらかかりますか? もとはとれますか?

A:メーカーやパネルの枚数にもよりますが、太陽光発電の導入コストは現時点で200万円程度を目安にしてください。ここから国の補助金、お住まいの地域の自治体の補助金が引き算されます。もとがとれるのは10~15年程度といわれています。電力モニターとにらめっこしながら、節電を心がけましょう!

Q:導入費用は、待てば安くなるのですか?

A:太陽電池モジュールの価格は、太陽光発電システムの普及とともに、少しずつ下がっていく傾向にあります。ただし、機器の価格が下がると、補助金や売電単価も下がると予想されます。また設置工事にかかる手間は変わらないので、機器の値下げがそのまま導入費用ダウンにつながるわけではありません。つまり待ったほうがトクとは限らないのです。値下がりをいつまでも待ったり、補助金をあてにして急いで導入したりということではなく、資金計画やライフプランを踏まえて自分で決断することが大切ですね。

Q:光熱費はどれくらい安くなるのですか?

A:屋根の形状や、ご家庭で消費する電力、日照時間によって異なるので金額は一概には言えませんが、一般的なご家庭の電気の年間消費量は約5,500kWhですから、4kWシステムを設置すれば約7~8割をまかなうことができます。
余った電気は売ることができますし、発電しない夜間は電気を買うことになります。2009年11月1日から売電価格がアップしたことで、トータルで見ると光熱費が減っただけでなく、収入がアップしたご家庭も増えたことでしょう。

Q:システムの寿命はどれくらいですか?

A:太陽電池モジュールの寿命は各社平均して20年以上、パワーコンディショナーは15年となっています。ただし設置場所、設置条件によって異なります。また見落とされがちですが、雨や雪が多い金沢では、屋根の上でパネルを支える架台の耐久性、耐食性も重要ポイントです。
適切に設置された太陽光発電システムは、各メーカーの保証基準の範囲で保証されます。保障内容はメーカーによって異なりますので、メーカーを選ぶ際にチェックしましょう。