太陽光発電システムのメリット「売電」
太陽光発電システムのメリットとして、発電した電気を電力会社が買い取ってくれる「売電」のシステムがあります。この「売電」には大きくわけて2パターンあり、主に住宅用太陽光、産業用太陽光と規模の大きさでわけることが出来ます。これらの2パターンはどう違うのか、ご紹介します。
Check Point 1 小さい屋根にも設置可能!家庭用太陽光(10kw未満システムの場合)
一般家庭などに10kw未満の太陽光を設置した場合、発電した電気は家庭の生活電気として使用することが出来、その分の電気代は当然安くなります。
しかし、もし日中不在などで発電した電気の方が使った電気より大きく発電された場合は、その余った分の電気“余剰電力”を電力会社が買い取ってくれます!1kwあたり35円が10年間。つまり、日中の電気を節約すればするほど、売電できる金額は多くなります。日々の発電量や売電価格は太陽光モニターで毎日チェックできますので、自然と楽しみながら節約が出来ていたという例がたくさんあります。
余剰電力の活用の仕方は様々です。導入時のローン返済にあてて返済終了後は売電金額を貯蓄する、毎月の発電貯金として楽しむ、など、いずれも日々の楽しみとなる場合が多いです。
金沢市内のお宅に設置した太陽光パネル
パネル工事の様子。屋根に架台を設置する前作業で、瓦を一度めくっています。
Check Point 2 産業太陽光は、企業だけでなく、屋根の広い一般住宅にも導入可能!(10kw以上システムの場合)
10kw以上の太陽光発電システムを設置した場合、産業用太陽光となり、売電システムも変わります。
まず、10kw未満では余剰電力の買い取りでしたが、10kw以上の場合は発電した分のすべての電気を買い取ってもらえる“全量買い取り”となります!1kwあたりの売電価格は25円ですが、売電価格が20年間と長期になります!生活電気としては使用できませんが、発電した電気はすべて電力会社が買い取ってくれますので、余剰電力よりも高い売電金額が見込めます!買い取り期間も20年と長期なので、長期的な計画に基づいての“事業”として考えることもできます。
「産業用」と聞くと工場やオフィスビルなど大きな規模のものとして捕らえがちですが、一般住宅でも10kw以上のせるスペースがあれば住宅でも「産業用」としての太陽光システム設置は可能です。実際「東芝」や「パナソニック」などで、小さい寸法で高い発電量を見込める太陽光パネルも出て来ています。 一般住宅の場合も、産業用太陽光にて設置を検討するのもいいかもしれません☆
最近では一般住宅でも10kw以上の太陽光発電システムを設置する方も多くいます。
石川県能美市のアパートの屋根に設置した太陽光パネル
最近では一般住宅でも10kw以上の太陽光発電システムを設置する方も多くいます
ミカド電設社屋の屋根に設置した東芝製太陽光パネル16.8kw
※売電の詳細は、経済産業省 資源エネルギー庁の再生エネルギーの固定買取制度のページをご覧下さい。
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