ヒートショック対策
冬は夏の10倍以上の人が亡くなっています!お宅の浴室とトイレは暖かいですか?ヒートショック対策はできていますか?
日本は、ヒートショックの被害が世界一多い!温度差の少ない環境を目指しましょう!
ヒートショックって何?
ヒートショックという言葉を聞いたことがありますか?ヒートショックとは、温度の急激な変化で、血圧が大きく上下に変動することが原因で起こる、健康被害のことをいいます。交感神経の働きによって、暖かいところでは血管が緩んで血圧は下がります。一方、寒いところでは、血管が収縮して血圧が上がります。血圧が上下するのは、まわりの温度変化に合わせて、体が体温を一定に保とうとするからです。温度変化が緩やかに変われば、体はビックリすることなく対応してくれます。しかし、温度環境が急激に変わると、血圧も一気に上がります。これを、ヒートショックといいます。主に、失神や心筋梗塞、不整脈、脳梗塞を引き起こします。ヒートショックは、夏場よりも冬場に起きる人の数が多いです。10度以上の温度差がある場所に移動するときはヒートショックを起こす危険性が高まります。
ヒートショックの危険性が高い人
ヒートショックに特に注意すべきなのは、高齢者です。日頃、元気な方でも、高齢者は血圧変化をきたしやすく、体温を維持する生理機能も低下しています。また、もともと高血圧の方は、急激な温度変化により、低血圧が起きやすく、意識を失う方もいます。ただし、20~30代の若者も決して安心できるとは言えず、若者も注意が必要です。糖尿病や脂質異常者の方も、知らず知らずのうちに動脈硬化が進んでいることが多く、体内で血圧をうまくコントロールすることができなくなるため、血圧の変化には気をつけなければなりません。 家庭内で、高齢者が死亡する原因の1/4を占めるヒートショック。ヒートショックにより死亡する方は、交通事故死亡者の4倍にも及びます。また、浴槽内溺死の8割は高齢者であり、ヒートショックが原因とされています。
ヒートショックを防ぐ方法をご紹介します!
家の中の温度差をなくすことが、ヒートショックを予防する最大の方法です。北海道はとても寒い地域ですので、「ヒートショックが起こりやすいのでは!?」と思う方も多いと思います。しかし、年中暖かい沖縄県に続いて、ヒートショックが起こりにくい地域でもあります。何故かというと、北海道は、他の地域よりも特別寒い地域ですので、暖房設備が充実しており、住宅も断熱仕様になっているお家が多いからです。ヒートショックが起こりやすい、お風呂・トイレ・脱衣室・玄関のそれぞれの予防法を知っておきましょう。
お風呂のヒートショック対策
浴室暖房換気扇
浴室暖房換気扇でお風呂のヒートショックを防ぎましょう!日本では、”浴室に暖房がない”ご家庭が数多くありますが、他の国の多くは、浴室に暖房を置いています。真冬の浴室は、10℃以下にまで気温が下がります。そのため、寒さに震えながらお風呂場に入る人も少なくありません。冬場のヒートショックのことを考えれば、浴室に暖房設備を設置し、あらかじめ暖めておくことが必要になります。特に、浴室の洗い場が寒くて苦痛だと思っている方や、洗い場の床がひんやりするのが嫌な方も、浴室暖房換気扇があれば、暖かい空間でゆっくりとバスタイムを過ごすことができます。
~簡単な対策~
①シャワーを活用して、浴室を暖めましょう
他の人が入浴した後は、浴室が暖まっており、ヒートショックを起こしにくくなります。自分が1番風呂の番の際は、シャワーを使って、浴槽へお湯をはることで、ミスト効果により、浴室全体を暖めることができます。シャワーでお湯を溜めると、浴室の温度は、15分間で10℃も上昇させることができます。
②日没前に入浴する
日没前は、外の気温が高く、浴室の温度も下がりにくい状態です。1日の中で体温が高い午後2時から4時の間に入浴をすることで、ヒートショックを防ぐことができます。
脱衣所のヒートショック対策
ウォールヒート
寒い脱衣所には暖房器具を設置することをおすすめします!脱衣所で、”寒くて服を脱ぐのが億劫で・・・”や、”お風呂から上がったら、寒くて急いで服を着なければいけない・・・”という経験をしたことのある方も多いかと思います。脱衣所でのヒートショックの対策は、服を脱いで浴室に入るまでの、温度差をなくすことが重要です。冬場の寒い時期だと、居間と脱衣所の温度差は20度以上になります。さらに、脱衣所で服を脱げば、体表面積全体の温度が、10~15度下がります。そのとき、体は、寒さを感じて血圧が急激にあがります。その後、熱い湯船に浸かることで、血管が拡張して血圧が急に下がり、意識を失い、溺死してしまうのです。また、ヒートショックではなくても、脱衣所が寒いと、お風呂を上がった後に、湯冷めしてしまいます。
そこで、脱衣所に暖房器具を設置することをおすすめします!ウォールヒートなら、コンパクトサイズで、スイッチを入れた瞬間、空間が暖かくなります。
トイレのヒートショック対策
暖房便座
暖房便座・トイレの暖房を設置し、トイレのヒートショックを防ぎましょう!冬場のトイレも、ヒートショックの要注意場所の1つです。ヒートショックを起こしやすい高齢者は、夜間何度もトイレに起きることも多くなりますよね。できるだけ、寝室はトイレに近い場所に配置しましょう。寝室の隣に、小さなトイレを配置してもいいかもしれません。
~簡単な対策~
①トイレに行く際は、上に1枚羽織る
トイレに行く際は、肌着や衣服、カーディガンやハンテンを重ね、上半身を温かくしておくと、下半身の冷えが軽減されます。さらに靴下も履くと、下半身が温まってなおいいでしょう。
②トイレの窓にカーテンを取り付ける
窓の小さな隙間から冷気は入ってきます。その冷気によって、室内はさらに気温が下がってしまいます。カーテンをかけることで、多少は冷気を避けることができ、ヒートショックを防ぐことができます。
③トイレ用暖房を設置する
浴室と同じで、トイレに暖房を取付することをおすすめします。「トイレに暖房を設置すると、トイレが狭くなりそう・・・」と思うかもしれませんが、最近では、本体の厚さがたった3cmのものもあります。冬場だけ、足元に置いてあっても、邪魔にならずに、ヒートショックを予防することができます。
玄関のヒートショック対策
寒い玄関のヒートショック対策には、一枚上着を羽織ることをおすすめします。お客様が来られた際、そのまま慌てて、暖かい部屋から寒い玄関へ移動することで体の芯からゾクゾクっとしますよね。たったこれだけの温度差だけで、ヒートショックを引き起こしてしまうこともあります。そこで、玄関へ出る際は、上着を1枚羽織ることで、急な温度変化を多少は防ぐことができます。
ミカドのしごと!浴室の換気扇を暖房付き換気扇へと交換
浴室の換気扇を、「浴室暖房換気扇」に交換するだけで、温度差をなくし、ヒートショックを防ぐことができます。換気・乾燥機能以外に、「暖房」機能が付いているので、寒い冬の凍えるような浴室でのお風呂に苦しむことがなくなります。
①ブレーカーを落とす
浴室暖房換気扇の工事に限らず、電気的な工事を行なう場合は、基本的には、回路のブレーカーを落として作業を行ないます。工事の際は、電源の処理や、加工なども行ないますので、電気が流れている状況だと非常に危険です。
②既設換気扇の外し作業を開始
換気扇のカバー部分を外します。
③電源の接続部分を切り離す
こちらは電源の接続部分です。この電線を切り離し、新しく取り付けする浴室暖房換気扇に接続できるように、先端を処理します。
④換気扇ダクトを外す
お風呂の点検口から、天井裏を覗き込むとこの状態になっています。銀色の四角い箱のようなものは本体です。本体の右側に接続されているのは”ダクト”というものです。このダクトは、屋外に繋がれており、換気の経路となっています。このダクトを外し、本体を取り外す準備をします。
⑤本体を取り外す
本体を取り外しました。今回の場合は、既存の本体とほとんど同じサイズの浴室暖房換気扇が見つかりましたので、浴室の天井の加工や補修は必要ありませんでした。今の穴を利用し本体をそのまま取り付け、電線とダクトを接続します。
⑦本体を取付
本体を取付しました!換気扇の機種は、三菱のバスカラット24という機種です。比較的、スタンダードなタイプの機種ですが、「衣類乾燥」、「浴室乾燥」、「暖房」、「涼風」、「換気」の5機能が搭載されている優れものです!
ミカドのしごと!冷たい便座から暖房付き便座へと交換
今、お使いのトイレを、「暖房便座」に交換するだけで、温かい便座に座ることができ、ヒートショックを防ぐことができます。お尻洗浄機能以外に、暖房機能が付いているので、寒い冬の凍えながらのトイレに苦しむことがなくなります。
①既存の便座を取り外す
便座後方の2箇所に穴が開いており、ボルト形のものを差込み、古定されています。便座が動き、安定しない場合は、便座後方に手を回し、ネジが緩んでいないかを確認します。ネジをきちんと締めることで、簡単に古定できます。
②きれいに掃除
既存の便座を外した後は、普段拭けない便器の部分を綺麗に掃除します。
③新しい便座を設置
温水洗浄便座を新しく設置していきます。温水洗浄便座は、一般的にはウォシュレットと呼ばれていますが、”ウォシュレット”というのは、TOTOが販売する温水洗浄便座の名称です。INAXや他社製の同種類のものも含め”ウォシュレット”と呼ばれるほど定着していますが、ウォシュレットの名称はTOTOの登録商標なのです。ちなみに、INAXは”シャワートイレ”です。
④分岐金具を取付
次に、止水を行なった後、タンクと便座へ給水を分けるため、分岐金具を取付します。タンクへの配管は、その分切断もしくは、新たにフレキ管を使用し、復旧します。その際に、パッキンなどが老朽化していないかをチェックし、交換します。
⑤便座と分岐金具をつなぐ
便座と分岐金具を、給水ホースでつなげて完成です。
掃除しやすいように、コンセント・アース線はできるだけ軽く縛るなど、床から浮かすようにします。最後に、止水栓を開け、試運転を行います。試運転・水漏れなどの最終確認を行い、問題がなければ完了となります。施工時間は約1時間で完了となりました。
浴室暖房換気扇・暖房便座への交換
まずは、現地調査・お見積りからさせて頂きます!
お風呂やトイレは日常的に使うものです。一般住宅はもちろん、会社の事務所、アパートやマンション、工場、学校など、様々な建物での施工実績がございます。アパート・マンションは1室単位での施工もさせて頂いております!「浴室が寒くて、冬のお風呂が辛い・・・」というお悩みや、「トイレの便座が冷たいし、ウォシュレットに憧れる・・・」という思いがございましたら、お気軽にミカド電設までお問い合わせ下さい!まずは、無料で現地調査・お見積り致します!正確な現地確認をもとに、お客様のご要望に沿ったご提案をさせて頂きます!
まずは無料にて現地調査・お見積り致します。 いつでもお気軽にお問い合わせ下さい!!
石川県・富山県・福井県のエリアにて工事を承っております。 (一部地域は、出張費を頂く場合があります。)
<対象地域>
石川県全域(金沢市、七尾市、小松市、輪島市、珠洲市、加賀市、羽咋市、かほく市、白山市、能美市、野々市市、川北町、津幡町、内灘町、志賀町、宝達志水町、中能登町、穴水町、能登町)
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